コラム_2021.8.15_1

2018年5月に、米国ジョンズ・ホプキンス大学は、今回の新型コロナウイルスを予言するようなレポート、その名も「The Characteristics of Pandemic Pathogens(=パンデミックを引き起こす病原体の特徴)」を発行していました。世界全体に破滅的な被害をもたらす生物学上のリスクがある病原体の特徴は何か、ということを明らかにしたものです。そこでリストアップされた7つの特徴は
1) ヒトからヒトへの高い感染力を持つ
2) 致死率は高いとは限らない
3) 医学的な対策が限られる
4) 人々が免疫を持たない
5) 免疫回避の特徴を持つ
6) 呼吸器系に感染が広がる
7) 潜伏期間中または軽症の間に伝染する
アメリカでは、トランプ政権の人命軽視の政策のために3500万人以上が感染し、60万人以上が亡くなりましたが、とっくの昔からこうした危険性に警鐘を鳴らす研究者はいました。
ひるがえって我が国の状況を見ると、過去1年半の間、PCRの検査能力の拡充、コロナ病床or宿泊療養施設の確保、海外からの入国者の徹底した隔離、飲食店などへの休業補償、布/ウレタンマスクの禁止など、確実に効果の期待できる施策を講じることなく、日本版CDCの設立など、最近はとんとその声を聞きません。
自宅療養者は激増していて、東京都内だけでもすでに2万人を超えています。このペースで増えていくと、再来週には4万人。致死率2%なら800人が亡くなる計算です。そして、高齢者ではなく、50代、40代、60代が中心。子どもが熱中症で倒れても、交通事故で大怪我しても緊急搬送すら難しい状況になります。この流れを止めなければなりません。緊急に。命を救うために。
とにかく「信頼できる人物が、人流を抑制するメッセージをきちんと発出すること」が不可欠だと思います。与党だ、野党だと政争に明け暮れている場合ではありません。例えば、伊吹文明前衆議院議長あたりに、ピンチヒッターで首相を務めていただき、あらゆる政党が力を合わせる体制はできないものでしょうか?

(8/15 Facebookに投稿された記事です)