コラム_2021.4.22

亡くなったウォルター(フリッツ)モンデール元アメリカ合衆国副大統領には、2回お目にかかったことがあります。一度は、ミネソタ州政府貿易局の日本担当官だった時、日本の某都市銀行がミネアポリスに支店を開設したいということで、氏とランチしたいというのでアレンジしました。どうやってアポをとったのか記憶していませんが、おそらく上司の貿易局長にお願いしたのだと思います。
モンデール氏は、1984年に民主党の大統領候補になりましたが、ロナルド・レーガン氏の圧勝を許し、1989年当時、故郷で弁護士を開業していたのです。まあ、気さくというか、素朴というか、真面目な顔をして、少しだけ面白いことを言う方だと感じました。うーん、写真も残っていないなあ。
もう一度は、駐日大使として赴任された時に、母校ミネソタ大学の卒業生を大使公邸に招いて下さった時のこと。おそらく数十人が招待されたのだと思いますが、「ハーラン・クリーブランドと大来佐武郎の弟子で、貿易局時代に一度、お目にかかりました」とお伝えしたところ、とてもフレンドリーに接してくださったことを覚えています。もちろん、僕のことを覚えていらっしゃるはずもなく、師匠の十四光ですね。クリーブランド先生はミネソタでは有名人。大来元外相とはカーター政権時代に様々な機会に顔を合わせていたのです。
強烈なカリスマを持ったリーダーではありませんでしたが、おそらく、大統領に就任していれば、堅実な仕事をされただろうと思います。ご冥福をお祈りします。
https://www.bbc.com/japanese/56811507

(4/22 Facebookに投稿された記事です)