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2008年11月14日

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       学びを科学する  ら~のろじすと

      組織と個人の可能性を開くメルマガ

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今年ももうじき小雪の節気を迎えます。
北国では、やがて来る厳しい冬へ気を引き締めて
いらっしゃる頃かな、と思い巡らせています。
11月第2号をお届けします!

>>>>CONTENTS<<<<

1.大人数研修の可能性

2.らーのろじー主催~公開講座のご案内~

3.おすすめセミナー情報

4.市瀬博基「組織開発の文化論」 Vol. 6
      ~ホンネ、タテマエ、「中間性」~

5.二木郷子「いつしか学習の日々」vol.37
    ~ノート下手・六態~

6.編集後記  
    ~お勧め新刊紹介小巻亜矢『女神の法則』~  


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■1.大人数研修の可能性

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これまで、ロールプレイやディスカッションなどを
とり入れた、参加型の企業研修と言えば、「20人から
30人程度で実施するもの」というのが業界の常識で
した。ロールプレイの状況設定など、複雑なインス
トラクションを大人数に徹底するのは無理、という
固定観念があったのかも知れません。

確かに、講師には「気合い」「迫力」が求められま
す。言葉で定義するのは難しいのですが、迫力ある
講師、気合いの伝え方の上手・下手というのは、誰
もが感じることです。私の場合、200人から300人
規模の研修を今年だけで、十数日担当しています。

「本間さんは、そんな人数でも参加型で研修するん
ですか?!」
と驚かれたことがあり、そうか、これは結構めずら
しいことなのだと気づいた次第です。

これまで最大の参加者は約1000名で、この時には、
階段状の座席でしたが、ペアワークは隣どうしで、
4人組のディスカッションは前後で実施し、大好評
を博しました。この模様は、『私が会社を変えるん
ですか?』(中島崇昴共著、JMAM出版)で紹介し
ています。

大人数で実施する最大のメリットは、研修経費の大
幅な節約です。300人の参加者の研修を10日間に分
けて開催するのと、1日で実施するのとでは会場費・
講師料などコストが大きく変わります。来年度は、
多くの会社で経営環境が厳しくなることが予想され
ますので、研修予算の圧縮の一つの方法が「大型化」
だと考えられます。

もう一つのメリットは、大人数ならではの「盛り上
がり」、「一体感の醸成」です。企業の中では、と
もすればセクショナリズムが跋扈し、会社全体を考
える視点が失われがちです。さまざまな部門から大
勢の社員が一同に会し、時間と空間とエネルギーを
共有する体験は貴重です。AI(ポジティブ組織開発)
のワークショップでは、全社員が一同に会して開催
する「AIサミット」が一つの定石になっています。

業務連絡が、メールに依存する割合が高くなってい
る今の時代、たくさんの人の心が共鳴しあう場を
持つことがますます重要になっていると思うのです。
最近、合併したばかりの会社や、事業部の統合など
組織変革を実施した会社では、こうした心理的な紐
帯の醸成が特に重要なのです。                    
                                              (本間正人)


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■2.  らーのろじー主催  ~公開講座のご案内~

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現在、お申込みいただける11月から来年2月の
公開講座のスケジュールは下記の通りです。
詳細は、http://www.learnology.co.jp/open_lecture/index.html
をご覧下さい。

☆  2008年 11月27~28日(木金)  【京都】
      ポジティブ組織開発ファシリテーター実践講座
☆  2008年 12月 5~ 6日(金土)  【東京】  
      ポジティブ組織開発ファシリテーター実践講座
☆  2008年12月19~20日(金土)    【東京】
      研修講師塾  新基本コース
☆  2009年1月29~31日(木金土)  【東京】
      研修講師塾  コンテンツコース(3日間)
☆  2009年  2月13~14日(金土)   【東京】  
      研修講師塾  新基本コース

●  講師 : 本間正人
●  時間帯:  各日とも 10:00~17:00
● 会場:東京:本郷「らーのろじー」セミナールーム
           京都:キャンパスプラザ京都(JR京都駅前)

皆さまのご参加、お待ちいたしております!
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「ポジティブ組織開発ファシリテーター実践講座」

Appreciative Inquiry (AI)をはじめ
「ポジティブ組織開発手法」を中心に
「グループコーチング」の観点を加え
企業変革の取組みにすぐに役立つ
ヒント満載のプログラム構成です。
特に、企業の中でプロジェクト推進の途上で
直面する「現実の壁」を克服するヒントを
提供するところに力点を置きます。
AIで言えばDestinyフェイズについて、
日本企業の文脈に則して現実的な対応策を
考えていきます。

★研修講師、コンサルタント、
  企業の組織開発・変革ご担当の方、
  人事・研修、経営企画などご担当の方、
  経営幹部の方などへ、お勧めの講座です。

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「研修講師塾」  ~講師としての力量を高める2コース~

【新基本コース】
2日間に圧縮してバージョンアップしました!
研修講師としての「心構え」「知識」「スキル」を科学的・
体系的に学びます。

【コンテンツコース】
本間正人が開発した「管理職向けコーチング研修」
「キャプテンシップ研修」などのネタ&ノウハウを大公開!
「ブラインド・ウォーク」や「ヒーロー・インタビュー」など、
本間正人の研修の定番エクササイズの「インストラクション」や
「ふりかえりレクチャー」のポイントを惜しみなく伝授します。

★  プロの研修講師の方、プロの研修講師を目指している方、
    社内研修を担当しているインストラクターの方、
    企業の人事・研修などご担当の方などへ、お勧めの講座です。


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■3.  おすすめセミナー情報

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■本間正人のビジネス英語講座(主催:株式会社Nal)
  詳細・お申込はhttp://nalblog.exblog.jp/

12月10日(水)ビジネス英語入門講座
 1月28日(水)TOEIC対策の英文法
 2月25日(水)ボキャブラリー&リーディング
 3月18日(水)リスニング&TOEIC試験対策
各回とも  19:00~21:00(18:30  受付開始)

*内容は1回完結ですので、1回ずつお申し込み頂けます。
*場所  TOC大崎ビルディング1号館19階(JR大崎駅徒歩2分)
*参加費 1回5,000円、4回セットは18,000円(税込)


■本間正人のトレンド力講座(主催:株式会社Nal)
  詳細・お申込はhttp://nalblog.exblog.jp/

情報洪水の中から珠玉の価値ある情報を選別し、
現状を活かせる自分になる!

12月12日(金)19:00~21:00(18:30  受付開始)
*場所: 大崎  参加費 5,000円

1) オバマ大統領が当選した理由
2) 新聞とテレビとネットの情報はどこが違うか?
3) 本間流情報術(複線、継続、体系)
4) 今、注目したい5つのトレンド


■本間正人のコーチング基礎講座(主催:株式会社Nal)
  詳細・お申込はhttp://nalblog.exblog.jp/

12月13日(土)10:00~16:00(9:40  受付 開始)
*場所: 大崎  参加費 18,000円(税込)

1) コーチングの基本の考え
      ティーチング、カウンセリング、コンサルティング等との違い
2) 傾聴のスキル(アクティブ・リスニング)
3) 質問のスキル(ヒーロー・インタビュー、GROWモデル)
4) 承認のスキル(効果的なほめ方、叱り方)
5) コーチングのデモンストレーション


■日本コーチ協会東京チャプター(JCAT)設立5周年記念イベント
    金メダリストのメンタルコーチが明かす
    「結果を出すチームの創り方」

ゲストは平本あきおさん(株式会社ピークパフォーマンス
代表取締役、柔道の石井慧選手のメンタルコーチ)です。
2007年からは早稲田大学ラグビー部 の中竹竜二監督を
サポートし、今年の大学選手権で優勝という結果も出して
います。講演の後、本間との対談タイムもあります。
イベント後には交流パーティーもあります。

詳細・お申込みはhttp://www.coach-tokyo.org/event/current.html#1122
◆ 日時: 2008年11月22日(土)14:00~18:00  ※ 受付13:30~
◆17:00より交流パーティーを予定しています。
◆ 会場: 津田ホール会議室   http://tsudahall.com/index.html
◆ JR線 千駄ヶ谷駅 都営大江戸線 国立競技場駅  A4出口
◆参加費: 東京チャプター会員 2,000円/一般  4,000円
◆定員: 100名


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■4.  市瀬博基「組織開発の文化論」 Vol. 6
        ~ホンネ、タテマエ、「中間性」~

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前回はこんな話でした。

評論家の加藤典洋によれば、ホンネとタテマエがペアで使われるように
なったのは、ほんの40年くらい前から。しかし、その背景は、天下国家の
アイデンティティの問題じゃなくて、もっと身近な社会の変化にあるんじゃ
ないだろうか?

で、いきなり結論をいうと、1960年代以降、「中間管理職」が急速に
増大してきたことがその大きな背景なのではないかと思っています。

もちろん、「中間管理職」という組織上のポジションはずっと前から
存在していたわけですが、1955年から1974年にいたる高度成長期に
その性格が大きく変容していきました。

終戦直後は「戦争責任者の退陣」「悪徳職制の追放」といったスローガンの
もと、職員、事務員、工員といった企業内の「身分制度」をなくし
「従業員の平等」を実現する「職場の民主化」が進められました。

しかし経済成長とともに「中間管理職」層の数が飛躍的に増大してきた
ことから、「従業員の平等」という前提のもと、マネジメントの一員として
どう振る舞うべきか、という大きな問題が持ち上がったんですね。

1950年代の末から、たとえば三木のり平が演じる中間管理職の悲哀を
コミカルに描いた「サラリーマンもの」と呼ばれる映画が大ブームに
なるんですが、1963年に社会学者の加藤俊秀は、こうした映画に登場
する課長の姿をこんな風に描いています。

「かれがじぶんの中間性をイヤというほど思い知らされるのは労働関係の
しこりができたときだ。ふだんからおなし部屋で、机をならべている組合員
からも、重役室のおエラがたからも、おまえはどっちの味方なんだ、といった
白い眼でみられがちである。」

天下国家のアイデンティティをめぐる抽象的な議論ではなくて、日々の
職場で、「おまえはどっちの味方なんだ」という「白い眼」にさらされ
ホンネとタテマエを使い分けざるをえない身近な現実にさらされる人が
増えたこと。それが「いまわたし達が用いているような」ホンネとタテマエ
という思考の枠組みを広めた大きな背景なんじゃないかと思うんです。

で、ここで加藤俊秀が指摘している課長の「中間性」という問題は
これまで考えてきた組織のウチとソトと密接に関係しているように
思えるんですが、その話はまた次の機会に。。。


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■5.二木郷子「いつしか学習の日々」vol.37
        ~ノート下手・六態~

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ノートをとるのが下手な子供、というのはどこにでもいる。
その原因を長年の観察と回想(?)に基づき分類してみた。

1:手先が不器用
悪筆だったり、筆圧が強すぎたり、頻繁に書き間違ったり
消しゴムをかけようとしてノートを破いたりする。

2:空間判断力が未熟
黒板は横長、ノートは縦長。横長の空間に書かれたものを
どう縦長のスペースに書き写すか?  に悩んでしまう人々。
悩んでいるうち「ハイここ消すよ~」と言われ呆然となる。

3:文房具に凝りすぎ
匂いつきボールペンや色とりどりのマーカーをフル活用。
「キーワードはピンク」「年号は紫」「人名は緑」…。
カラフルな大作が出来上がるが、実用性は低い。

4:面倒くさがり
そもそもノートを用意しない。「要点だけ教科書に
チョチョイと書き込んどきゃ十分よ」などとうそぶく。
たしかに授業の要旨を掴むのは上手い。だが細部に弱い。
結果、テストの解答も雑だったりするのが悲しい。

5:絵心過多
空白を見ると反射的に絵を描きたくなってしまう人々。
授業が終わるころ、3とは別の意味で「大作」ができている。

6:想像力過多
先生が余談などで言ったひとことから、不要な空想が働く。
「メアリ一世の偏狭なパーソナリティを形成した背景」
なんぞに思いを馳せている間、当然、手は止まっている。

さてさて、そんな彼らはよく「やる気がない」と見なされる。
それは誤解だ。確かにやる気のないノート下手は大勢いるが
その因果は決して直結していない。
ノート下手の真の原因。それは、「知識を書き写す」という
一連の行為のうちにある「混乱」ではないだろうか。

「知識」という、流動的・活動的なものを受信する行為。
それを「書き写す」という(ある意味)機械的な作業。
この二つは実は、相反する活動なのではないか。
そのへんを器用に泳げない者は、作業のみに気をとられたり
知識の海で無防備に漂流してしまったりするのではないか。

私もまた、ノートを上手にとれない子供だった。
今ふたたびノートをとる機会を得たとしたら、やはり
同じ混乱を覚えるのではないだろうか、と感じている。


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■6.編集後記  
      ~お勧め新刊紹介  小巻亜矢『女神の法則』~  

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11月7日に小巻亜矢さん(NPOハロードリーム実行委員会
代表理事)の新著『女神の法則』(講談社)が発売されました。

お会いした瞬間に、その深い魅力に思わず憧れを懐く
そんな女性の小巻さん。

どうしてそんなに自分のことを知っていらっしゃるのだろう。
どうしてそんなに明確な言葉で自分の考えを表現できるのだろう。
どうして彼女の周りにはいつも温かくてほっとするような場が
作り出せされるのだろう。

彼女と接していて感じる魅力を挙げていくと
きりがないほどです。
そんな魅力の裏にある、あり方・考え方を
本著を通して知ることができました。

セルフコーチングを使って、輝く女性になる為の
まさに「実践的バイブル」です!
http://nalreport.exblog.jp/10040249/
http://d.hatena.ne.jp/choco-ave/


      ~  今回も「ら~のろじすと」をお読みくださり
                  ありがとうございました。
            小雪の候、素敵な日々をお過ごしください。~
                                                   (富田 愛里)

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☆★☆  最後までお読みくださりありがとうございました  ☆★☆
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【発行者】らーのろじー株式会社
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【責任者】本間正人
【編集者】富田愛里
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